肩・首こりと鎮痛剤

知多半島の真ん中、山車まつりで有名な半田市で「頭痛まで起こす肩・首こり」のお悩み解消を専門としている整体院がある。

 

通院している患者さんの中には「本当は鎮痛剤は飲みたくないけど、痛みで仕事が出来なくなるので仕方なく」と言われる方がいますが

 

院長は、キツイ鎮痛剤を飲まなくてもいいような身体つくりを患者さんと目指しています!

痛みによく効く、速く効くは良いことでしょうか?

私が子供の頃は、頭痛にはバファリンかノーシンを飲む人が多いと思いましたが、今はロキソニンが多いとよく聞きます。

 

私はあまり薬の事は詳しくは知りませんが、ロキソニンはよく効くと聞いたこともあります。

 

良く効くということは、薬が強いということで、薬には副作用があるということなので、副作用も強いということなのでしょうかね?

 

「良く効く痛み止めは、副作用も強い」ということなら、あまり飲みたくないなぁと思いますが

 

仕事や家事などやらなければならないことがあれば,そんなことも言っていられずに鎮痛剤のお世話になるのでしょうね!

 

若い女性に聞いたことがあります。

 

「ロキソニンをいつも持ち歩いている」 「肩こりで辛い時にも飲む」 「酷くならないように早めに飲む」 「ロキソニンを忘れると不安になる」

 

私のイメージでは、「肩がこる⇒首もこる⇒頭痛がする⇒仕方なく薬を飲む」だったのですが、肩こりで飲んだり、早めに飲むというのは意外でした。

 

「肩こりや肩の痛みに悩まされている人は多いものの、その痛みを対処せずに、放置している人が実は多いといわれています。
「どうせ治らないんでしょ?」とあきらめモードのあなた。痛みを抑える「市販薬」を取り入れた簡単な対処法があるんです!」

 

これは、ネットで見つけた記事ですが、やはり「痛みに対しては何かで押さえる」と言うのが一般的なのでしょうかね。

 

私は、痛みを鎮痛剤で抑えることを全否定はしませんが「痛ければ薬を飲めばいいだろう」という習慣化はやめた方がいいと考えています。

 

そして、出来ればなるべく薬は飲まずに「痛みが出ない、または出にくい身体を作りましょう」ということが大切だと思っています。

 

もし鎮痛剤が高価だったら使うだろうか?

人には元々、自分の身体は自分で治すという能力が備わっています。

 

その力をより発揮するためにちょっと前の人たちは「養生」をしました。「養生」という言葉を聞いても知らない人もいるかもしれませんが、

 

「病気にならないように身体を大切にする」とか「病気になってしまったら早く回復するようにする」ということです。

 

薬が高価であったり、健康保険もないので医者にも安くかかれなかった時代の人は、養生をしました。

 

「身体の状態がちょっとおかしいから早く寝よう」というのは氣を補う。

「怒ってばかりいると身体に悪いぞ」というのは氣を整える。

「身体を動かした方がいいぞ」というのは氣を巡らせる。

「時期のものを食べ過ぎないようにいただこう」と食べることに氣を使うのは食養生。

 

現代は養生という言葉自体もあまり聞かなくなりました。

 

痛みは何かで押さえるもので、痛みが出ない身体に何とかしようとする方が少ないのかもしれませんね。

 

でも、もし鎮痛剤が1錠1万円したら?私だったら命に別条がない限り飲まないです。

 

「自然な力で病気を治す力が人間にはあるんだ」ということを信じてお金を使わずに治したいものです!

 

自然治癒力をより高めるために食養生

先ほど、人にはもともと、自分の身体は自分で治す能力が備わっていると書きましたが「自然治癒力」「自己治癒力」という言葉を聞いたことがありますよね。

 

では、痛みが出にくい身体つくりのために、元々備わっている自然治癒力をより高めるために、まずは 「食生活に氣をつける」を考えてみましょう。

 

もちろん人は食べたもの次第で、身体はずいぶん変わるということですので

 

食事はお腹を満たし栄養を取り入れるものですが、東洋医学では、食事は「氣」を補うものです。その役割を果たすためには食事面での養生、「食養生」が大切です。

 

食養生のポイントは、 まず 「旬の食材をバランスよく摂ること」ですが、旬のものは食養生の方法として理に適っています。

 

例えば夏野菜にはキューり・ナス・トマトなど身体を冷やす作用があります。逆に寒い冬にとれるものは身体を温める作用があるようです。

 

そして、食べ方としては「夕食は寝る前の3時間以上前に」「食べる量は腹八分目」も食養生の大切なポイントです。

 

さらに東洋医学ではこんな人は何を食べるか?も忘れてはならないことです。

 

例えば、加齢で衰えた人には「腎」の働きを補う食養生です。

 

腎の働きを補う食材は、山いもや納豆などの「ネバネバ食品」、黒豆や黒ごまなどの「黒い食材」です。

 

加えて、塩辛い味覚が腎を補うとされています。

 

この場合の塩分は一般的な工業的につくられた塩ではなくて、ミネラルが豊富な自然園です。海藻類や貝類などの「海の食材」も活用するとよいでしょう。

 

こういった食材を日々の食生活に取り入れて、「腎」を養生することは、加齢に伴う老化の速度を緩めることにつながります。

 

食養生の習慣から、薬に頼らない肩・首こり・頭痛解消が出来ると良いですよね!