心を緩めて肩こりを解消しよう

愛知県半田市花園町という住宅街で、「慢性肩・首こりから頭痛まで起こし困っている」そんな人が多く通院する整体院があります。

 

孫と遊んでいる時が一番幸せだという院長は、子育てママさんが頭痛から解放されて薬を飲まなくてもいい毎日を過ごしてほしいと、いつも考えています。

どうしてこんなにいつも肩も首も重いのだろう?

そんなことを呟きながら、毎日過ごしている方も多いでしょう。

 

肩こりの原因は、いろいろ考えられますが、大きくは次の三つになります。

 

姿勢の悪さ・運動の仕方、過度のストレスを感じる

 

姿勢の悪さでは、スマホを長時間見ていてストレートネックになったり、長年の習慣で左右のバランスが悪くなったりしています。

 

運動の仕方では、運動不足はよく指摘されるかもしれませんが、運動のし過ぎもあります。筋力以上に筋肉を動かすと、酸素の供給が追い付かなくなるので、血液の流れが悪くなります。

 

ストレスでは、過度のストレスを感じると自律神経の中の交感神経が優位になり、その緊張状態が血管を縮こまらせ、筋肉を硬くさせ、こりにつながります。

 

「肩こり」は病気ではなくて「肩の状態」なので、お医者さんに尋ねても、厳密な定義や診断基準はないでしょうが

 

まずは、その肩がどんな状態になっているか?それは、首や肩などの筋肉が緊張し、硬くなった感じや痛みを感じているということです。

 

そして、その筋肉の緊張状態が続くと筋肉内の血管が収縮し、血流が悪くなる。すると十分な血液が供給されなくなります。

 

血管は酸素を運び入れ、老廃物を輩出する役目がありますので、老廃物がたまり、酸素が十分に運ばれなくなりますね。

 

そして、酸欠状態になった筋肉の中ではブラジキニンなどの「発痛物質」が生成され、痛みを感じるようになり、また筋肉は緊張し、血管が収縮し――と、「肩こりの負のスパイラル」に陥ってしまうのです。

 

自己治癒力と自律神経

毎日、仕事や家事をしていれば(もちろん遊びでも)疲労し体調が悪くなったりします。

 

体調が悪くなっても、早く回復する人もいれば、病気になってしまう人もいます。

 

では、どうしてこの違いが起きるのでしょうか?

 

それは誰でも持っている自分で治ろうとする力が強い人か、弱い人かの違いになります。

 

この自分で治ろうとする力の事を「自然治癒力」「自己治癒力」「自発的治癒力」などと言いますが、一度はどこかで聞いたことがありますよね?

 

自然治癒力とは、身体を守るために体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムである免疫力であったり

 

怪我や骨折や傷などを元に戻す修復力、メンタルが落ちた時から回復する復活力など、様々な生命を維持するための力を総称しているものです。

 

この自然治癒力と自律神経とが大きな関わりを持ちますので、自然治癒力を高めるのには自律神経を整えるということになりますね。

 

自律神経は、「自ら律する」と書くように、私たちの意思に関係なく体の働きを調整する神経で、「呼吸、発汗、体温調整、消化、排泄、睡眠」などは私たちが何かしようとしなくても無意識で行われています。

 

自律神経には副交感神経と交感神経があり、お互いが24時間、365日休まずに身体の働きを安定的に調整していますが、このふたつの神経は全く正反対の働きをしています。

 

昼に交感神経が優位になり活発に活動して、夜は副交感神経が優位になり休息モードになります。

 

 

そして、この自律神経のバランスを崩すのが、体に無理を強いる肉体的なストレスや、悩み心配事などの精神的なストレスです。

 

身体と心はひとつ

整体と言う仕事をしていて、よく思うことがあります。

 

それは「身体と心はひとつ」ということですが、身体は心の影響を受けるし、心もまた身体の影響を受けています。

 

違う言い方をすれば「身体が緩めば心も緩む」「心が緩めば身体も緩む」なんですが、誰でもこういう経験はしていますよね!

 

毎日嫌だと思っている人と顔を合わせなければならない職場に行くときの身体の状態と

 

大好きな恋人と明日から旅行に行くときの身体の状態は同じでしょうか?

 

たぶん違う人の方が多いのではないでしょうか。

 

同じ人の身体でも心の状態が違うと、身体が病気になるとは言いませんが、身体が重くなったり軽くなったりします。

 

でも、実際には心が重たくて身体も重たくなった積み重ねで、病気という状態を作ることが多いと思います。

 

心を軽くする方法は、たくさんあると思いますが

 

私は患者さんが悩みがあることを話されたときに、アドバイスを求められれば言うことがあります。

 

悩みを解決するのには、最初に自分の感情のパターンを知ってください。人それぞれにパターンがありますね。習慣と言ってもいいと思います。

 

「こんな言い方をされたときに、怒りの感情を抱く」「こんなことをされると不安になる」「こういう場合は寂しくなる」「こういう時に悲しくなる」

 

まずは自分を観察する事から始めるのが良いと思います。起きている問題と感情がくっついていると、その問題に振り回されるだけです。

 

状況は全く変わらないので、その問題を忘れたり解決できたような気がしても、また同じ状況が生まれた時に同じように苦しむことになりやすいですね。

 

それで次は、自分はどうなりたいのか?どうしたいのかを決めます。

 

起きている問題から感情を切り離すと、問題はなりたい自分になるための課題に変わります。

 

こんな習慣を知って少し自分の見方が変わって、酷かった慢性肩こりがなくなった患者さんが実際にいます。

 

ここでは「心は身体に強く影響を与える」ということ覚えておくと良いと思います。

 

慢性肩こりの大きな原因⇒自律神経の乱れですね。

 

先ほども書きましたが、自律神経を乱す事の大きな原因に、悩み心配事などの精神的なストレスがあります。

 

肩こりは病名ではなくて状態です。肩を揉めば肩こりが解消されるということもないでしょう。

 

心を緩めて、心の状態が変われば肩こりという状態は変わりやすいのではないでしょうか?